• 下条みつが日々感じたこと、考えた事を語ります。

メッセージ

2001年4月30日 「誰かが変えてくれる」のではない

4月は、自民党総裁選一色で終わってしまったような気がします。 そして、小泉総理という日本の新しい総理大臣が誕生しました。 小泉さんの、「自民党を変えるんだ。」という信念がとうとう一般党員の気持ちだけでなく、 投票行動をまで、左右したということでしょう。

総裁選当選の日、小泉さんは、「自民党は変えられる」と言っていました。 そして、参議院選挙の必勝を期して、自民党には異例の「がんばろう」コールです。 自民党は、変われるのでしょうか? そもそも、自民党が「変わった」からといって、政治を本当に国民の手に取り戻せるのでしょうか?

変わらなくてはいけないのは、国と地方とを問わず、 政治に携わる一人一人の人間だ、と私は思います。 そして、その議員を選ぶ有権者一人一人こそが、本当にその存在意義を問われているのです。

今回の総裁選は、あたかも「首相公選制」へのプレリュードとして捉えられています。 しかし、議員内閣制をとっている日本では、それを実現するには、憲法を改正しなくてはならない。 そして、その是非はともかくとして、日本の大借金問題、構造改革等、重要な案件が多くある中で、 第一にやるべきは、この憲法改正問題かどうか。

小泉新総裁の政策には、民主党のそれと重なるところもあり、期待するところもあります。 しかし、小泉さんは今までのしがらみを多く抱えている 橋本派や亀井派等の多くの支持のもと総理に選ばれました。 この部分を本当に断ち切れるかどうかが、見どころだと思います。

一方、私たちは、例えば「構造改革」にともなう「痛み」を本当に分かち合う覚悟がありますか? 中央で、なんとなく総裁の顔が変わったからといって、地方でも今までの癒着を断ち切り、 しがらみのない政治を、一人一人が芯からもとめているのか? これは、あくまで、解散総選挙をやらないと、わからない、と私は思います。

誰かが、なんとかしてくれる、という時代は終わりました。 私たち一人一人が、考え、行動する時代、政界のみならず、社会全体の変革の予感がします。